夏至のパリより 2021年6月 刊発売
2021年7月11日 Profile : the Letters
皆様、お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?
今日は夏至。日の出は5時47分、日の入りは21時57分です。日中の最高気温は25℃まで上がるとの予報ですから、パリとしては高めです。先々週から先週にかけては30℃に達する暑い日もありました。湿度が低いのでカラッとして気持ちの良い暑さですが、先週の木曜日、17日の朝4時には、鋭い雷鳴と激しい雨音に起こされました。中庭に叩き付ける雨滴の響きは、一瞬、タイ・バンコクで定宿にしているスコタイ・ホテルの睡蓮の池に面した部屋に泊まっているのかと錯覚を起こす程。窓の外には電光が縦横に走り、壮大なスペクタクルを繰り広げていました。
今回パリに戻ったのは5月8日。丁度、半年ぶりとなります。1972年に日本を発って以来、連続して6ヶ月日本に居たのは初めての経験で、色々と考えさせられました。5月18日にはファイザー・ワクチンの第1回目を我が家から徒歩2分のアンリ・デュナン記念赤十字病院で接種されて、「スピード感」ではなく実際にスピードのある対応に感心しました。
7月10日過ぎには日本に参り、5月に初共演した愛知室内オーケストラと再会するのを楽しみにして居ります。
今後共、何卒宜しくお願い申し上げます。
パリにて、2021年6月
矢崎 彦太郎