久々に、東京で新年を迎えて 2006年1月1日 刊発売
2008年3月30日 Profile : the Letters
皆様の2006年が、より一層、素晴らしい年であります様に、心からお祈り申し上げます。
10月末より、1週間〜10日間単位で、パリ→タイとインドネシア→パリ→日本→インドネシア→日本と移動が続きました。
30℃近い季差(温度差)と、東南アジアでの強力な冷房に当って、珍しく引いてしまった風邪が、最後に大雪の仙台、金沢で総仕上げと成り、御挨拶の原稿も大幅に遅れてしまったので、今回は、乱筆、手書きのコピーで失礼致します。時差には慣れていると言いますか、一年中時差が続いている状態で、4時間以上続けて眠れない代わりに、いつでも、どこでも、すぐウトウト出来るのですが、季差の連続には、まだ、身体が付いて行けないみたいです。
1月から2月にかけて行なうコンサートのお知らせを同封させて戴きます。
1月18日の東京シティ・フィル定期演奏会は、新春にふさわしいオルガンの壮麗な響きと、オーケストラのサウンドが、時に咆哮し合い、時に優しく語り合うスリリングなサン=サーンスのシンフォニーをメインに据え、パリ音楽院で長らく教授を務められ、フランスを代表するヴァイオリニストの1人であるプーレ氏とのコンチェルトと、サン=サーンスと同じく、著名なオルガニストでもあったメシアンが、若い頃、オルガン的なイメージで作曲した“忘れられた捧げもの”をお楽しみ戴きたいと思います。又、1月20日には、ミリオンセラーCDとなった「ベスト クラシック100」のコンサート版を振って、翌日からバンコクに参ります。バンコクでは、1月30日に、モーツァルト生誕250周年にちなんだ「DVDとシンフォニーによるモーツァルトの生涯」というタイトルのコンサートを開きます。歴史的資料とコンピューター・グラフィックによる映像で綴られるモーツァルトの各エポックに関連して、交響曲No.1, No.13, No.31“パリ”, No.41“ジュピター”の4曲を演奏し、目と耳から、モーツァルトの生涯を御理解戴こうという試みです。
今後共、何卒よろしく、御支援、御鞭撻の程を、お願い申し上げます。
東京にて、矢崎彦太郎