2010年7月21日 writer Articles, Media
筆者が始めて見る、激しい春の嵐に沸き立つセーヌの川面。そこから
想いは源実朝の和歌、故郷の稲村ケ崎の海へ、そしてまたドビュッシー
の『海』へと、連想は留まる処を知らない。さらに話題はゴッホの絵と
弟に宛てた自筆の書翰に移り、絶筆となった最後の書翰から夭逝した
実朝への筆者の共感へと、天衣無縫に連想が飛び交う、筆者の幅広い
教養を感じさせるエッセー。
(連絡先: 春秋社 03-3255-9611)
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