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燃える落日に染まる茜雲の下にて 2013年4月 発売

Profile : the Letters

皆様、お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?

先日の「フランス音楽の彩と翳」には ses amis 会員の方が多数応援に駆け付けて下さいまして、誠に有難く、心から感謝致しております。

常夏の国、タイでも4月は40℃前後と、年間で一番暑いシーズンです。シリントン王女様から、シルパコン大学名誉博士号を一昨年拝受致しましたが、同大学が主催するサマー・ミュージック・スクールでオーケストラ指導にあたるのは4年目になりました。タイ国中から集まってオーディションに合格した100名程の若手音楽家が、ロンドン・フィルの元コンサート・マスター等教授陣と共に、10日間練習とレッスンに明け暮れる合宿です。今年の会場は、スポンサーの1つであるサイアム・コマーシャル・バンクが無償で解放してくれた銀行の研修センター。バンコクから車で2時間の歓楽リゾート地パタヤを過ぎて、さらに30分近く走った辺鄙な村で、バンコク湾に面した広大な敷地には、学生達の個室、食堂とリハーサルに使えるプールが庭に点在する、正に打ってつけの環境でした。午前・午後の長いリハーサルを終えて一泳ぎした後、沖の小島の真上に沈む南国の巨大な夕日を肴に飲む冷えたビールは他では味わえません。リムスキー=コルサコフ作<シェヘラザード>をメインに据えたコンサートをパタヤとバンコクで開いてから、東京に一泊して、夏時間に代わっても気温はやっと2桁になったばかりの肌寒いパリに戻ります。

次回の日本は、別紙(http://lfjt.jp/program)のようなプログラムで行う九州・鳥栖のラ・フォルジョルネ。2日間集中して、テーマのモーツァルトに浸かれるのは大きな喜びです。

タイにて、 2013年4月

矢崎 彦太郎

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