蝉の声を聞きつつワイン会のお誘い 2014年7月 刊発売
2014年8月10日 Profile : the Letters
皆様、お元気にお過ごしでいらっしゃいますか?
久し振りに蝉の声を聞いて日本の夏を実感して居ります。フランスも異常気象で、パリで36℃を記録した日がありました。中部ではテニスボール大の雹が降ってワイン畑が大損害を受けたり、洪水に見舞われた地方もありましたが、蝉は南フランスのプロヴァンスまで行かないと聞けないのです。子供の頃、山が近かった鎌倉の家では、ニイニイゼミから始まって、盛夏のアブラゼミ、ミンミンゼミ、遊び過ぎたつけで宿題に追われる頃に鳴き出すツクツクボウシ等、残り少なくなっていく夏休みと蝉しぐれの音調は連動していました。日照が弱まったたそがれ時、雑木林に響き渡るヒグラシの澄んだトーンは、そこはかとない哀愁を帯びて、子供心にも「もののあはれ」を感じさせたものです。
毎年恒例の、パリ・トゥール・ダルジャンで長年カーヴィストとして活躍中の林秀樹氏が厳選・持参されたワインを賞味する会は、8月23日(土)午後6時から、同封致しました略図にありますように、新宿3丁目駅近く(新宿区新宿3-3-1)龍玉堂ビル3階の L’ecole du vin 新宿校で開きます。いつものように、先着12名様で8月16日までに川名幾子(Tel+Fax 0425-72-2778)にお申込み下さい。会費はお1人様17,000円です。ワインは開戦後に味が刻々と変化しますので、全員がお揃いにならないと始められません。時間をお守り下さい。又、締切り日以降のキャンセルはご遠慮戴きたく存じます。
今後共、どうぞよろしくお願い申し上げます。
東京にて、2014年7月
矢崎 彦太郎