ガラヤニ王女(コンセールヴァトワール)交響楽団~タイ王室とのお付き合い 2009年6月15日 刊発売
2009年4月10日 News
タイのプミポン国王の姉君にあたる、昨年の正月に逝去された故ガラヤニ王女は大のクラシック音楽ファンであり、タイのオーケストラの育ての親とも言える存在であった。
伝統的にタイ王室の皇子、皇女はフランスに留学されている。ガラヤニ王女も伝統に倣ってフランスに留学されたのだが、その留学中に、矢崎さんが第二の家族と慕うスイスのKleinert氏夫人の妹さんと、ローザンヌで親友の間柄となった。そんな縁が取り持ったのかどうか、矢崎さんは2004年よりバンコク・シンフォニーの音楽監督に就任した。以来、バンコクを訪問すれば、毎回公邸に招待され、食卓を囲んでフランス語で歓談していた。また、昨年のバンコク・シンフォニーによるガラヤニ王女追悼演奏会の指揮も矢崎さんの棒であった。
今般ガラヤニ王女の遺訓を偲んで、Galayani Badhana Institute Orchestraが新たに組織された。本年6月15日のデビュー・コンサートの指揮も矢崎さんが依頼され、大盛況の下、成功裏にデビューを果たした。この、新しいオーケストラの今後の更なる活躍が期待される。