幹事より御挨拶 2001年 刊発売
2008年4月8日 News
この度 “Yazaki et ses amis” が発足する事になりまして、私がその事務局の幹事の大役を仰せつかる事になりました。誠に微力ではありますが、本会の発展の為尽力する所存です。
先ず初めに私の事を御存じでない方も数多くいらっしゃると思われますので、矢崎君との関係を簡単のご紹介しておきます。矢崎君と私は鎌倉で育ち、それぞれの自宅は自転車で10分程の所にありました。今はもうその自宅はありませんが、矢崎君とは幼稚園から大学一年生まで15年間、全く同じ学校に同級生として通うという羽目になりました。別に二人で全て相談して、進学先を決めていたつもりはそれ程ないのですが、偶々全く同じ学校に進んでいたという関係が続いた訳です。幼稚園は鎌倉聖心の園幼稚園、小学校は鎌倉清泉女学院小学校(男子部)、中学高校は栄光学園、大学は上智大学と全く同じ学校で学び続ける事になりました。腐れ縁と云えなくもないかもしれません。
皆様御存じかも知れませんが、矢崎君は上智大学理工学部数学科の一年生の折に、どうしても音楽の道を志し度くなって改めて受験勉強をやり直し、東京芸術大学の入試に合格するという、離れ業をやってのけました。従いまして上智大学には一年弱しか通わなかった事になり、その後すぐに自分の好きな音楽の道に飛び込んだ訳です。芸大に進んだ事により私と同じ学校に通うという関係ではなくなりましたが、矢崎君と私には他にある意味では永遠に続く関係があります。矢崎君はカトリックのイエズス会が経営する栄光学園高等学校在学中にカトリックの洗礼を受けカトリック信者になりましたが、その折に私が矢崎君の代父を努めました。(代父は英語でゴッドファーザーと云いますが、私はマフィアのボスではありません。)カトリックの洗礼を受ける時には男性が代父、女性は代母を選びます。この目的は、同性の既にカトリック信者になっている人に洗礼を受ける人の代父又は代母になってもらい、洗礼名を授けてもらったり、将来的にカトリック信者としての生活を送る際、先輩又はアドバイザーとして指導をしてもらう為です。私が矢崎君のアドバイザーとして良い指導をしているかと聞かれると、正直云って誠に困る事になるのですが、一応矢崎君とは代父という永遠に続く関係(カトリックでは死後も天国と地獄という永遠に続く世界があります。)がありますので、正に腐れ縁と云えるかもしれません。
以上誠に拙い説明により私と矢崎君との幼い頃からの繋がりを述べさせて頂きました。これから本会の会員になって頂ける方々は、様々な形で矢崎氏と繋がっておられると思いますが、微力な私も矢崎氏と本会の為に多少なりとも尽力したいと考えておりますので、是非皆様方におかれましても、本会に所属して頂き、矢崎氏を様々な形でサポートして頂ければ誠に幸甚に存じます。
幹事 濱口篤志