パリから初春を寿ぐ 2019年1月 刊発売
2019年1月29日 Profile : the Letters
皆様方の2019年が、更に一層輝く年になられますことを、謹んでお祈り申し上げます。
パリは、この数日最低気温がマイナス3℃で、雪混じりの氷雨が降っております。Gilets jaunes (ジレ・ジョーヌ、在仏日本大使館訳は「黄色いヴェスト運動」)の熱気は、パリ南西の端でブーローニュの森近くの我が家までは伝わりませんが、彼等は復活祭(今年は4月21日)まで続けると表明しています。
3月下旬から4月始めにかけて、例年のようにタイへ参ります。その前の3月20日、上野の東京藝術大学奏楽堂で大石泰氏の退任記念演奏会冒頭に5分程友情ヤジ馬出演して、大石氏作曲の映像を伴う<怪夢 I 「硝子世界」>を紹介致します。
20世紀初頭の無声映画全盛期に、フランスの音楽家達はスクリーンを見ながら弾いて、初見・即興演奏の腕を競い、臨機応変な技の礎を築きました。(応変だけになる傾向があるのは困りますが)かってサティ作<ソクラテス>、グラナドス作<ゴィエスカス>等を一緒に制作しました大石氏の作品を演奏して、即興とは異なるものの、多少なりとも当時のムードに似た雰囲気に浸かりたいと思います。
来場ご希望の方は入場整理券の手配を致しますので、2月12日までに Yazaki et ses amis の川名幾子(Tel/Fax 0425-72-2778、〒185-0036 国分寺市高木町3-14-4)まで御連絡下さい。
今後共、何卒よろしくお願い申し上げます。
パリにて、2019年1月
矢崎 彦太郎