師走の東京より 2004年12月 刊発売
2008年3月30日 Profile : the Letters
皆様の2005年が、更なる御発展の年と成ります様、お祈り申し上げます。
このお知らせがお手元に届くのは、新年を迎えられてからだと思われますが、今は未だ12月20日です。物を書く事の専門家でない為か、又明日から京都、三木(兵庫県)、仙台と回って、2回のコンサートを振る直前の為か、2004年暮れの雰囲気にどっぷり漬かっており、書いている時と読まれる時の時差を消化した、新年らしく気の利いた文が浮かびません。26日には久しぶりに、パリに戻ります。
同封させて頂きましたコンサートの御案内は、いずれも2005年に入ってからのものです。1月28日はかつて住んだイギリスとドイツの作曲家の作品を演奏致します。オルフの名前は、それ程ポピュラーではありませんが、カルミナ・プラーナは彼の最も有名な曲で、TVのコマーシャルにも使われていたので、お聞きになればあの曲かとお思いになる事でしょう。2月18日のコンサートは、前便でもお知らせ致しました様に、《フランス音楽の彩と翳》シリーズの最終回です。最終回にふさわしく、フランス近代音楽を代表する作品を並べた贅沢なプログラムで、フランスのエスプリを、是非堪能して頂きたいと思っております。
東京シティフィルとの協力関係は、今後も続きますので、皆様方からの御支援、御教示の程何卒宜しくお願い申し上げます。
東京にて、矢崎彦太郎