初秋のパリより 2009年9月 刊発売
2009年9月23日 Profile : the Letters
皆さま、お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?
9月の第2週に、1ヵ月半ぶりで2週間だけ、パリに戻りました。37年前、初めてパリの地を踏んだのは9月初旬だったので、この時季のパリには、特別の思いがあります。マロニエの葉も色付き始め、ゴルフボール位の実が生っております。
フランスでもインフルエンザの話題が持ち上がって居りますが、ワクチンの副作用に対する安全性の議論がされています。日本では、ワクチンの不足ばかり騒がれていて、安全性に関しては、私の知っている限りでは何も報道されていなかったので大丈夫なのでしょうか?素人の取り越し苦労ならば良いのですが。日本のマスコミは、1つのテーマについて、一方的な見解をかなりヒステリックに流し続けるので、アジテーションに近いと感じる事があります。反対意見が、ほとんど紹介されないのは、「正反合」の概念が希薄で、満場一致が好きな国民性だからかも知れません。何はともあれ、手洗いやうがい等、充分な予防をなさって戴きたいと思います。
コンサートのお知らせを、同封させて戴きました。モーツァルトの交響曲34番は、40番や<ジュピター>程有名ではありませんが、私が最も好きな交響曲の1つです。余り好き過ぎて、一時期演奏し捲った事があります。今回は10年近くブランクを置いてプログラミング致しました。
今後共、どうぞよろしくお願い申し上げます。
パリにて、2009年9月
矢崎 彦太郎