南十字星の下、遠くにガムランの響きをききながら 2008年9月 刊発売
2008年9月16日 Profile : the Letters
皆様、御機嫌いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
ジャカルタで、ヌサンタラ交響楽団とAimez-vous Brahms...(ブラームスはお好き)というフランソワーズ・サガンの小説の題から借りたタイトルのコンサートを致しました。ちなみに、フランスでは今年、Bonjour tristesse(悲しみよこんにちは)で有名なサガン自身を主人公にした映画が制作されて話題になって居ります。コンサートのプログラムは、ブラームスのピアノ協奏曲第一番と交響曲第二番。ニ短調からニ長調への流れです。ピアノ・ソロはバンコクにお住まいの小松純さんでした。
赤道に近いジャカルタは。酷暑の東京よりも涼しく、コンサート後に数日間のヴァカンスを過ごしている、南緯8°のバリは心地よい海風で、冷房を入れない健康的な夏です。バリはもう3回目なので、観光をする事もなく、毎日インド洋を眺めながらボケーとして居ります。いささかミーハー的ではありますが、バリや、自動車が1台も存在しないヴェニスの様に、日常を断ち切った世界で呼吸をするのが一番の気分転換になります。
春秋社のPR誌「春秋」8・9月号に「ブローニュの森より」と題して、短い随筆風の雑文を書きました。又、Yazaki et ses amisのホームページも開設致しましたので、併せて御笑覧戴ければ幸いに存じます。URLは次の通りです。
http://www.ses-amis.net
私は、インターネットもEメールも出来ず、どうにかファックスを使っているシーラカンスの様な遺物人間ですので、ses amisの幹事、アドヴァイザーの方々には、多大な御面倒をおかけして居ります。
今後共、何卒よろしくお願い申し上げます。
バリにて、2008年9月
矢崎 彦太郎